劇団に入るとどんな生活が待っているのか?楽しいことやつらいことは?

晴れて劇団に所属することができた!

その後はどんな生活が待っているのでしょうか?

楽しいことやつらいことってどんなことなんだろうか?

不安と期待で少しドキドキしているかも?ですね。

当方、観劇生活十数年、生涯観劇数が千公演を越えてます。

専門サイトStageCorichにおける『演劇通』の称号も持っており、かなり詳しいのです!

劇団に入団した後の生活について書いてみたいと思います。



劇団に入るとどんな生活が待っているのか?

劇団員ってどんな毎日を送っているのでしょうか?

これは、公演準備期とそれ以外の時期に大きく2つ分かれると思います。

よくあるパターンとしまして、伝統的に年2回の定期公演をしているところが多いです。

↓よく行く下北沢 駅前劇場の公演案内ボード

これより間が開いて「年1回」とかにすると、ファンから忘れられてしまう可能性が高いですし、年2回以上になると、忙しすぎて稽古が追い付かなくなるのだと思います。

年2回、春-秋とか夏-冬 のようなパターンで公演が組まれ、2カ月くらい前から公演の準備に入るところが多いです。

↓こんな感じで公演の感想とかが呟かれます♪

つまり、1年のうちに約4カ月は公演で忙しく、多くの場合はアルバイトと両立が難しいことになります。

それ以外の約8カ月は、公演準備期の4カ月のための生活資金を稼ぎ、各種の自己トレーニングの時期、ということですね。

楽しいことやつらいことは?

新入りとして劇団員となると、やはり大変なことが待ってるんじゃないかしら?

そんなことを考えている人もあるかもしれません。

もともと徒弟制度みたいなカラーがある業界ですので、少なくとも初期は自己犠牲的に団体に尽くすみたいな、そんな伝統がある気がします。

劇団に所属して楽しいことは?

楽しいことはやはり公演を打つことですね!

本公演の準備となりますと、やはりワクワクする感じですし、自分のことを気にかけてみてくれるような常連さんが出来ますと、どんなふうに評価してくれているかが気になります。

終演後のロビーなどでの常連さんとの触れ合いがとてもうれしくて、プレゼントなどをもらうと とても張り合いが出ますよね♪

(この『出待ち』行為を禁止している団体も一部にあります)

演劇サイトに公演の良いところや悪いところなどを書いてもらえるのですが、良い評価をもらえると、とてもモチベーションが上がります!

団体にもよりますが『ファン感謝デー』のようなイベントを組んだり、最近ではネットのオンライン放送などがあったりします。

まるでテレビに出演しているような感じで、ネット放送ですからリアルタイムで反響が見られたり、かなり楽しいイベントとなります。

 

観客として来てくれる人は、普通のお客さんとは限りません。

他団体の役者さんや脚本家さん、演出家さんなども来場されています。

別の団体の知り合いがだんだん増えていくと、他所の公演も気になったり。

公演にお招きされたり、終演後の飲み会などで意気投合しているうちに「良かったら、うちの公演にも出演してみませんか!」

↓これは、かなり良い公演でした。打ち上げの雰囲気もいい感じ☆

あなたの実力と需要にもよりますが、そんなお話を頂くことも少なくないのです。

ということで、本公演以外に他の団体に出演する(=客演と言います)が増えると「役者になったんだなあ~」という感慨で一杯かも♪

ですが、バイトする時間がなくなって生活が困窮し、良いお話なのにやむなくお断りするパターンも有るようです。

劇団に所属してつらいことは?

楽しいことに少し書いてしまいましたが、まとめて書くと、

  • 経済的に不安定なこと
  • 下積み時代が厳しいこと

ではないでしょうか?

番大変なことと言えばやはり財政的に厳しいことが多いことでしょうか?

    飲み会の 肴と言えば 貧乏自慢

あまり褒められたことではありませんが、どんな有名俳優さんでも、下積みのバイトの苦労話は沢山お持ちのようですね。

↓私の劇団仲間が下積みを積んだ居酒屋はこちら

本格的な悩みと言えば、やはり演技についてのことではないかと思います。

自分のやりたい演技が出来ないことへのもどかしさ自分ではできていると自信があるのになかなか評価されていないことなど。

先にも書きましたが、演劇サイトで手厳しく批判されたりすると、自分ではわかっていることなら なおさら落ち込みます。

劇団は過去の徒弟制度みたいなのを引きずっていることも少なくありませんので、厳しい上下関係になれていない人は壁を感じるかもしれません。

新人団員にとって大変なことと言えば、本公演前の下準備などの仕事が回ってくることでしょうか?

↓公演の準備の様子を呟いて注目を集めます!

パンフレットの制作などを手伝ったり、広告をもらいに回ったり

チケットのノルマというのがあったりします。

これは本公演のチケット30枚みたいな割り当てがありまして、自分で売りさばかなくてはなりません。

自分の演劇に理解がある知り合いがいる人は、ひたすら拝み倒して来てもらったり『バイトの店長御一行様』がおいでになったり。

売れ出すまでには、あの手この手で人を集めるわけです。

ある主宰いわく「客を連れてくるところまでが役者の仕事」という話でちょっと驚きました。

しかし、人気役者になりまして、その役者目当てのお客が増えればノルマがあっても全然怖くないわけですね。

ということで、人気が出てお客を集める…そこまでが役者の仕事、という意味のようです。

やむを得ず、自腹で購入したり、同窓生一同に連絡を入れまして『無料ご招待』し、次回以降の『見込み客』を増やしたりすることもやっておられたりします。

ということで、財政面が一番大変だ、ということは言えるでしょうね。

劇団に入っての生活についてのまとめ

ということで、大変なのは軌道に乗るまでのことのようです。

本当にギャラだけで生活できている人は、実に一握りのですので、財政面は困窮を極めます。

しかし、軌道に乗れば楽しいこともいっぱい待っていると思います。

団体が発展して人気劇団にでもなりますと、チケットは瞬殺で売り切れるといいます。

団体の将来性なども重要なポイントと言えそうですね。