劇団には掟(おきて)がある!劇団のよくあるルールを紹介!

劇団にはいろいろなルール(掟 おきて?)が存在します。

これをお読みのあなたは少し不安になったかもしれませんね。

劇団はそれぞれの運営スタンスで回転していますが、独自のローカルルールがあることが多いです。

観劇歴が10年以上で、生涯千公演をはるかに超える私は、沢山の話を聞き知っています。

ちょっと気になる裏話っぽいところも詳しく書いてみました!



劇団には掟(おきて)がある!ってどんなこと?

最初に、内容をまとめてみます。

  • 劇団内では先輩に敬意を払う。
  • 劇団内では恋愛は禁止!
  • 劇団の主宰には逆らえない!
  • 他団体への客演は禁止になってるパターン

こんなところが、劇団の掟(おきて)と言えます。

では、詳しく書いてみましょう!

劇団内では先輩に敬意を払うこと

演劇の世界ですが、いまなお古き良き(悪き?)時代の歴史を引きずっているところがあります。

無意味やたらに上下関係が厳しくて、どうにもならない…そういうところはかなり少なくなってきていますが、まだまだそんな空気は残っています。

さて、先輩って何?ということで先輩の定義が問題になりますが…

2つに分かれると思います。

  • 年齢で順列がついているパターン
  • 先に入った順に、順列がついているパターン

では、それぞれについて説明します。

年齢で順列がついているパターン

単純に、年齢で上下関係・先輩後輩が決まっているパターンですね。

(プロ野球で読売巨人がそういう風になっていると聞いています)

ベテランの人に敬意を払うというシステムですが、他所からトレード(?)で移ってきた人も、経歴にてそれなりに重んじられます。

ですが、その団体における実績・貢献度は少ないので、ご本人・周囲が気を使わなくてはならないパターンがあります。

先に入った順に、順列がついているパターン

年齢は関係なし!

その団体に、いつ入ったのか?

それだけで、順列が決まるパターンですね。

主宰の権力が強くて主宰に逆らえない構造が作りやすい、と言えるかもしれません。

どんなベテランさんでも、入った年からの勘定ですから、最初は1年生として扱われます。

メンバーも、自分が入った時にいた人か、後から入った人なのか?で上下がわかりやすいと言えます。

(プロ野球では西武ライオンズがそういう風になっていると聞いています)

大ベテランさんでも、途中から入れば1年生となります。

こちらのほうが、実は徒弟制度っぽい気もしますね♪

↓下北沢の小劇場系で一番キャパの大きい『スズナリ』

劇団内では恋愛は禁止!

かなり旧態依然としたシステムですが、いまなお何となく、生きているルールのような気がします。

小団体内で恋愛があるとどうなるかですが、元彼の元カノの、とかいうと、人間関係がもうぐちゃぐちゃになることもあり得ます。

また、中心的なメンバーがカップルで抜けたりすると、団体としても大打撃となりますし…

こういう点から「団体内での恋愛はやめましょう」ということになるのではないかと思います。

団体が、空中分解しないための方策と言えなくもありませんね。

劇団の主宰には逆らえない!

劇団の主宰はやはり運営するストレスもタイヘンですし、絶対的な権力を持っていることも少なくありません。

アメリカの『トランプ大統領』ではありませんが、周囲を従わせることで、安定化を保っています。

細かい脚本・演技などについても、一元的に支配していまして、逆らうのでしたら出て行ってくれれば…そんなことも少なくないのです。

まあ、意見がまとまらず、どこかの落としどころを求める状況ですと、基本的に一人の意見で一本化されていたほうが、時間の節約になることはあると思います。

しかし、主宰があまり融通が利かず、周りをがんじがらめに支配したばかりに団体の”空中分解”を早めてしまった、ということもしばしば聞きますね。

個性的な人間の集まりですので、何かと摩擦や衝突が発生するのも、ある程度はやむを得ないことだと思いますけど…

他団体への客演は禁止!

自団体への献身的な参加が求められているということになるかと思いますが、あんがい客演禁止はあるルールですね。

他団体に行って、いろいろ勉強してきたり、多くのものを得るということはあるのではないかと思いますが…

ですが、他の団体の良いところを披露されて、いかにこちらが前時代的でだめなことが広まっちゃっても困ります。

(と言っても、現在はメールやSNSもありますので、ヒドイ評判はあっという間に広がるとは思いますけどね…)

「他団体に出たばっかりに、おかしな『癖』がついてきたら困る」なんて、そんなことを語ったりする主宰もあるようです。

自団体に自信がないだけなのではないかとも思うんですが…けっこう有名な団体だったりします)

そして、客演をしたいために、またまた退団話に発展することだってあります。

退団の話は、いろいろありますので、また別記事に書いてみたいなんて思ってたりします。

↓同時並行で多くの作品が上演されると思わぬ『重複』が発生することもあります。

もし客演の日程が自団体のと重なったらどうする?

客演の話のついでに、他団体から良さげな出演話が出てきたらどうしましょうか?

(これ、案外多いトラブルですので、詳しく書いてみます)

入団歴の浅いあなたは、まだまだ下積み的な仕事しか来ません。

自分の劇団では、先輩方もおられますし、せいぜいわき役っぽいところばかり。

ところが、別団体が「主役っぽいところで出てもらえないか!

よくよく話を聞くと、いかにも良さげで「やってみたい役だ!

そんなときはどうなるのでしょうか??

鬼より怖い(?)主宰も「出ても良いよ」と言ってくれているし…ですが、よく見ると自分の団体と日程がドンカブリ!

こういう時はどうしたらよいのでしょうか?

客演していても、自団体は公演中ですから、誰も応援ということで観に来てくれないでしょうし、チケットのノルマとか大丈夫なのかしら?

そして、主宰からは「出ても良いけど、誰か代役を連れて来いよ!」と言われちゃったりして…

こういう時のために、知り合いを増やしておくことも大切ですが、ピンチの時に協力してくれるのが真の友!ということかもしれませんね。

自団体をほっといて、他団体に客演となりますと、これまた退団話に発展したりもします。

かなり有名で歴史ある団体ですが、他団体の公演に客演で出た後に、主宰から「青森まで自転車で行け」と命令された人がありました。

源平合戦がモチーフの作品が控えておりまして、平泉まで逃げ落ちた義経の気分になれ、とかかなり無理やりな指令でしたが行かれたようです。

これは、無理やり自分を通して客演したことに対する、アルシュのペナルティみたいなものだったようですね。

封建的で相当 有名な団体ですが、その後にその青森まで自転車で行った方と会食で同じテーブルに着いたことがあります。

かなりスリムになっておられて恐縮する感じでした。

こういう問題の解決方法ですが、これはケースバイケースと言えそうです。

折り合いをつけて、譲れるところは譲り合うことが必要ではないかと思います。

劇団の掟・劇団の良くあるルールのまとめ

ということで、ルールはやはりいろいろとありますので、その団体の制作さん(事務・雑用をしている人)や周辺・関係団体に聞いたりして情報を入れておくことが必要でしょうか?

そして、行き詰ればたちまち『退団話』に行きつくことも少なくありませんね。

なるべく仲良く運営されていったら良いのですが、そこは譲れないこともお互いに合って折り合いをつけることが難しかったりもします。

言えることとしては、やはり仲間を多く持ち、いろいろな意見を聞ける環境を常日頃から考えておくことが必要なのではないかと思います。

世渡りの秘訣みたいになりましたが、人脈は重要なポイントとなりますね!